肌のキメとはそもそも何?
肌は毛穴の部分だけが引っ込んでいるように見えますが、よく見ると細かい網目状になっていて、溝と溝に囲まれた部分の羅列になっていることがわかります。
この溝の部分は皮溝、溝に囲まれた部分が皮丘と言ってこの羅列をキメというのですが、キメが整っているというのは皮丘の大きさや形が規則的に均一に並んでいる状態のことを言います。
皮丘の形がきちんと整っていると、光をしっかり跳ね返すので肌に透明感が生まれますし、なめらかでふっくらとした肌ツヤが出来ます。
皮丘の形を整えるのは水分で、十分に水分量があると綺麗に膨らんで形を保つことができるのですが、逆に水分量が不足すると風船の空気が抜けるのと同じでしぼんで形が崩れてしまいます。
これがキメが荒れているという状態なので、肌のキメを整えるにはとにかく水分を補給しながら、同時に水分を保持できる力を与えてあげましょう。
肌のキメを整えるには?
1回で肌の潤いが感じられない場合は、肌がもっちりとした感触になるまで繰り返してください。
肌がもっちりしてきたら水分が補給された状態なので、ここで油分ではなく保湿成分がたっぷり配合されている美容液などで保湿をします。
油分だけだと表面的には保湿が出来るのですが、皮丘の水分を保持する角層の保湿ができないので、角層の保湿成分であるセラミドや天然保湿因子が配合されている化粧品で保湿しましょう。
また、キメは刺激によっても乱れるので紫外線など外部からの刺激にも気をつけて、洗顔やマッサージで皮膚をこすりすぎないようするということも心がけてください。